2020.05.25
医療機関がオンライン診療を導入するにあたっては、相応の準備が必要になります。
その準備にはいくらかの費用、つまり「導入費用」がかかるのです。
ここでは、医療機関がオンライン診療を始めるための導入費用について解説します。
医療機関がオンライン診療を始めるためには、基本的に以下の費用がかかります。
・オンライン診療サービスの初期費用
・オンライン診療を実施するための機材費
・オンライン診療を実施するための医療スタッフの教育コスト
この中で特に医療機関が注目すべきなのは「オンライン診療サービスの初期費用」です。
オンライン診療サービスは、オンライン診療をスムーズに導入するために必要なサービスです。
利用するサービスによって、初期費用が大きく異なります。
・リモートドクター:2020年8月31日まで無償提供
・ポケットドクター:2020年9月6日まで無償提供
・YaDoc:初期費用無料
・curon:初期費用無料
・CLINICS:HPで初期費用について言及なし
「リモートドクター」と「ポケットドクター」の2つについては、新型コロナウイルスの関係で期間限定ではありますが無償提供されています。
オンライン診療は、インターネットを利用して遠隔で診察を行うスタイルとなりますので、通信機器としてパソコンと、画像音声付きで通信するための機材が必要になります。
・オンライン診療サービスの動作環境を満たしたパソコン
・ウェブカメラ
・スピーカー
・マイク
・ヘッドセット、など
不明な点があれば、オンライン診療サービスのサポートに問い合わせるか、機材を購入する家電量販店等のスタッフに聞いてみてください。
導入費用・初期費用に関して考慮することは重要なことではありますが、オンライン診療サービスを導入するにあたっては他にも考慮するべきポイントがあります。
・機能の豊富さ
・使いやすさ
・導入までの早さ
例えば「リモートドクター」であれば既存の電子カルテ・予約システムとの連携も可能(オプション)という特徴があり、「curon」であれば配送関連のサービスが充実しているという特徴があります。
オンライン診療を始めるためには導入費用について考慮する必要がありますが、それだけでなくシステムとしての使いやすさや導入までスムーズに進められるかといった点も考慮する必要があります。
詳しい比較については各オンライン診療サービスのHPを確認するか、HPに掲載されていない内容についてはサポートに問い合わせて確認してください。