2020.05.28
昨今、新型コロナウイルスの影響で「オンライン診療」が注目されています。
さまざまなメリットがあるオンライン診療を導入しようと思った時に「何が必要なのか?」と疑問に思う方は少なくありません。
ここでは、オンライン診療を始めるために必要なものについて解説します。
オンライン診療を始めるためには、大きく分けて2種類のツールを準備する必要があります。
・オンライン診療サービスの導入
・ビデオ通話に必要な機器
オンライン診療はインターネットを利用して遠隔で患者さんとやりとりを行い、診療を行うシステムとなっています。
この仕組みをスムーズに利用するためのサービスとして「オンライン診療サービス(オンライン診療システム)」が提供されています。
オンライン診療システムを利用することには、以下のメリットがあると考えられます。
・患者さんは対象アプリを簡単にダウンロード、インストールできる
・システムにはオンライン診療に関するさまざまな機能、サービスが付帯している
・強固なセキュリティで患者さんのプライバシーを保護できる
・特別な機器を必要としない(動作環境を満たしたデバイスと通話用機器でOK)
オンライン診療サービスを導入するうえでは、どのサービスを導入するかを選択する必要があります。
比較するポイントは、大きく分けて以下の5点です。
・初期費用と月額料金
・機能の豊富さ
・使いやすさ
・導入までの早さ
・サポートの充実さ
導入する医療機関によって重視すべきポイントは異なりますので、HPの情報や無料トライアルでの使い勝手などで比較してください。
オンライン診療はビデオ通話によって遠隔で患者さんの診療を行います。
通話システムはオンライン診療サービスを導入すれば確立しますので、通話のための機器を揃えてください。
・システムの動作環境を満たしたパソコン等の通信端末
・ウェブカメラ(パソコンに搭載されていない場合)
・スピーカー、イヤホン
・マイク
・ヘッドセット
使用する機器によっては動作に不具合が生じる可能性がありますので、オンライン診療を本格的にスタートする前に動作確認をしっかりとしておきましょう。
また、機器の故障に備えて予備を用意することも重要です。
オンライン診療を始めるために必要なものは、決して難しいものや極端に高価なものではありません。
導入に際して不安な点や不明な点があれば、オンライン診療サービスの提供会社に問い合わせる等して対応してください。