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遠隔健康医療相談の概要とオンライン診療との違いについて

2020.06.13

新型コロナウイルスの流行により、オンライン診療の注目度は大きく向上しました。

 

それと同時に「遠隔健康医療相談」についても注目されつつありますが、遠隔健康医療相談とオンライン診療は大きな違いがあることをご存知でしょうか?

 

ここでは、遠隔健康医療相談について簡単に解説します。

 

 

遠隔健康医療相談とは?

厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」によると、遠隔健康医療相談は以下のように定義されています。

 

・遠隔健康医療相談(医師)

遠隔医療のうち、医師-相談者間において、情報通信機器を活用して得られた情報のやりとりを行い、患者個人の心身の状態に応じた必要な医学的助言を行う行為。相談者の個別的な状態を踏まえた診断など具体的判断は伴わないもの。

 

・遠隔健康医療相談(医師以外)

遠隔医療のうち、医師又は医師以外の者-相談者間において、情報通信機器を活用して得られた情報のやりとりを行うが、一般的な医学的な情報の提供や、一般的な受診勧奨に留まり、相談者の個別的な状態を踏まえた疾患の可能性の提示・診断等の医学的判断を伴わない行為。

 

※出典

https://www.mhlw.go.jp/content/000534254.pdf

 

遠隔健康医療相談は「医師以外の人」でも可能な点が特徴ですが、誰が実施するかによって可能な範囲が異なります。

 

医師が実施する場合には医学的助言が可能ですが、医師以外の人の場合は一般的な医学的情報の提供や受診勧奨に留まり医学的助言はできないとされています。

 

また、同指針によると以下の定義もあります。

 

・オンライン受診勧奨

遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して患者の診察を行い、医療機関への受診勧奨をリアルタイムにより行う行為であり(中略)疾患名を列挙し受診すべき適切な診療科を選択するなど、患者個人の心身の状態に応じた必要な最低限の医学的判断を伴う受診勧奨。

 

※以下より抜粋

https://www.mhlw.go.jp/content/000534254.pdf

 

こちらは医師のみ実施することが認められています。

 

 

遠隔医療やオンライン診療との違い

同じく「オンライン診療の適切な実施に関する指針」には以下のように定義されています。

 

・遠隔医療

情報通信機器を活用した健康増進、医療に関する行為

 

・オンライン診療

遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムにより行う行為。

 

※出典

https://www.mhlw.go.jp/content/000534254.pdf

 

つまり「遠隔医療」とは、インターネットなどの通信技術を利用した医療行為全般のことを指します。

 

オンライン診療は、遠隔医療のうち、診察・診断・処方などを伴う行為のことです。

 

遠隔健康医療相談の定義として「相談者の個別的な状態を踏まえた診断など具体的判断は伴わない」とありますので、その点が遠隔健康医療相談とオンライン診療の違いとなります。

 

 

まとめ

患者さんのニーズや感染症流行などの社会情勢などを考慮すると、今後もオンライン診療や遠隔健康医療相談の需要は増加することが予想されます。

 

オンライン診療システムを導入することで、比較的簡単にその需要に応じることができるでしょう。

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