2020.05.23
オンライン診療は遠隔で診療を受けられるメリットがある一方で、遠隔ゆえのさまざまな疑問や不安があります。
ここでは、オンライン診療で処方された薬の受け取り方法「郵送」および「薬局受取」の2つの方法について解説します。
オンライン診療での処方薬の受け取り方には、大きく分けて2つの方法があります。
・処方箋を郵送してもらい、薬局に薬を取りに行く(院外処方)
・処方薬を郵送してもらう(院内処方)
オンライン処方で処方された薬の処方箋を郵送してもらい、それを薬局に持って行って薬を受け取る方法です。
この方法には、以下の特徴があります。
・薬に関する説明を口頭で受けられる
・薬歴簿によるアレルギーリスクの回避
・薬局の担当者との人間関係を維持できる
・薬局まで足を運ぶ手間がかかる
・薬局に処方薬の在庫がない場合、取り寄せ等の対応が必要になる
・薬局に行くまでに処方箋を紛失等するリスクがある
基本的に、今まで通院時に処方を受け、それを近所の薬局で受け取っていた場合と同じ対応になるため、基本的に大きなメリット・デメリットはありません。
しかし、「処方薬を郵送してもらう場合」と比較して、薬局まで行かなければならない手間がかかるという点は、人によっては大きなデメリットになる可能性があります。
オンライン診療で処方された薬を、郵送で自宅まで届けてもらう方法です。
この方法には以下の特徴があります。
・薬局まで足を運ぶ必要がなく、診察~薬の受取まで自宅で完結する
・診察費と薬代を一括で決済できる
・薬の基本的な説明は診察時に質問できる
・処方箋を紛失する等のリスクがない
・薬を受け取る際に不明な点があったら別途連絡して質問する必要がある
・薬局の担当者と会う機会が減る
診察~薬を受け取るまでの一連の流れをすべて自宅で完結させることができるため、通院に外出を伴う必要がなくなります。
処方薬の受け取り方法については、医療機関ごとに対応が異なる可能性があります。
診察予約時まで、またはオンライン診療を受けている最中に、処方薬の受取方法やその他に気になる点があれば、医療機関や担当医に確認しておきましょう。
その他にもオンライン診療にはさまざまな疑問や不安がつきものですから、気になる点があれば医療機関やアプリのサポートに問い合わせをして、不安等を解消してオンライン診療を利用してください。